スーツ姿で「出勤」し帳簿も…詐欺「会社」(読売新聞)

 通信教育講座の受講者にウソを言って現金をだまし取っていたとして、愛知県警などの合同捜査本部が5月28日に詐欺容疑で逮捕した「振り込め詐欺グループ」が、だました金額によって「報酬」を上乗せするなどし、帳簿も作成して正規の会社を装っていたことが分かった。

 メンバーは、拠点としていた都内のマンションにスーツ姿で「出勤」。振り込め詐欺を「職業」としていた実態が浮かび上がった。

 発表によると、詐欺容疑で逮捕されたのは東京都千代田区外神田、会社役員・高津真吾(27)、東京都港区白金、自称会社員・河原祥太(27)両容疑者ら5人。昨年10月から5月までの間に、「講座の修了手続きがされていない。修了するには教材購入と手続き費用が必要」と現金をだまし取っていた疑いがもたれている。被害者は全国100人以上、被害総額は計2000万円以上にのぼるとみられる。

 捜査関係者によると、5人は高津容疑者を「代表」、河原容疑者を「専務」と呼び合い、東京都目黒区のマンション一室を拠点に活動。通信教育講座を管理する架空団体を名乗り、入手した受講者名簿を使って、日曜日を除く午前10時から午後8時まで、1日500回から1000回も電話をかけていた。会社員を装ってスーツ姿で出入りし、マンションの住人から怪しまれないようにしていたという。

 だまし取った金の分配は、高津、河原両容疑者は月100万円以上もらっていたが、残る3人は月20万円を「基本」とし、だました金額の「歩合制」で増減を図り、500万円以上なら35%上乗せ、50万円以下なら半額などと細かくルール化していた。現金は高津容疑者がパソコンで管理していたという。

 また、5人は詐欺容疑での逮捕を逃れようと、被害者に契約書を書かせたり、実際に教材を購入させたりして、正規の売買契約を装っていた。(沢村宜樹)

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